クリスチャン・クリエン(BMWザウバー/リザーブドライバー)は、2010年のF1復帰を目指し、3チームと交渉していることを明らかにした。
クリエンが所属しているBMWザウバーからは、ロバート・クビサがルノーへ移籍することが決定したため、空席が1つできることになる。
BMWのF1撤退を受け、クァドバクがBMWザウバーを買収したが、現状では来季の参戦が保証されていない。
ザウバーチームが3つある選択肢の1つなのかという質問に対し、クリエンは自身のウェブサイトで次のように答えている。
「チームとは契約があるし、この2年間は一緒に働いてきた」
「BMWがチームを売却したときにも言ったように、後継チームが論理的で望ましい選択肢になるよ」
さらにクリエンは、ほかの2チームとの「継続的な話し合い」を続けていると認め、あるチームは自身の獲得に「大きな興味」を持っていると語った。
「細かいことを話すにはまだ早過ぎるよ。中期的な視点で考えている。すぐにどうしようもない状況になるような契約を急いで結ぶよりも、将来へ向けた見通しの明るさの方が、僕にとっては重要なんだ」
契約を急いでいないと語るクリエンだが、キミ・ライコネン(フェラーリ)の2010年に決断で、ドライバー市場が大きく動くことになると語っている。