フェリペ・マッサ(フェラーリ)は今週、2010年にチームメートとなるフェルナンド・アロンソ(現ルノー)が、昨年のシンガポールでネルソン・ピケJr.(元ルノー)が引き起こしたクラッシュについて知っていたに違いないと主張して、アロンソとの関係を傷つける危険を冒した。
「彼(アロンソ)が知っていたのは間違いないよ」とマッサは14日(水)、サンパウロのレストランでメディアに対し、来年フェラーリに加入するアロンソについて語った。
また、マッサはアロンソがクラッシュゲート事件について知っていたかたずねられると、「彼が知らないでいられたわけがない。僕は確信している」と加えた。
スペインの『EFE』通信によると、マッサは「フェルナンドが知っていたのは確かだ。知っていたと考えるのが論理的だよ。知らないでいられるわけがない」と加えたという。
アロンソが2010年のフェラーリドライバーとして発表されて以来、マッサとアロンソは連絡を取っていないと、イタリアでは報じられている。
その後フェラーリの公式ウェブサイトに、 ”インターネット上で騒ぎ”を引き起こしたマッサのコメントを否定する声明が出されている。
フェラーリはマッサがコメントを改めたいと望んでいることも伝えている。
「僕が言ったことは単なる勘によるものだし、確固たる証拠に基づいたものじゃない」と語り、マッサはFIA(国際自動車連盟)がアロンソを事件とは無関係と結論づけたことを尊重しているとも主張した。
「この件はフェルナンドと僕がチームメートとなったとき、フェルナンドとの関係を損なうものじゃないことは確かだよ」