2010年のF1参戦を認められなかったチームがFIA(国際自動車連盟)を相手取って行っていた訴訟の結果が、11月10日(火)に判明する。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙や『La Repubblica(ラ・レプブリカ)』紙などが14日(水)に報じたところでは、参戦を却下されたNテクノロジーが起こした訴訟の審理が、今週に行われていたとのこと。
FIAがNテクノロジーのエントリーを退けたことを受け、親会社であるMSCは法的措置を取り、FIAによる選考には「大きな疑問が残る」と主張していた。
FIAがコスワースとの契約を非公式な条件にしていたことについては、他のエントリー申請者からも非難の声があがった。実際にセルビアのステファン・グランプリは、欧州委員会へ公正取引に関する不服申し立てを行っている。
コスワースと契約しF1参戦を認められたUSF1のピーター・ウィンザー(スポーティングディレクター)は、イタリアのウェブサイト『422race.com』へ次のように語っている。
「皆が何に対して不服なのか想像もつかない」
「2009年に突然作られ、エントリーを申請したすべてのチームにチャンスがあったわけではない。私に言えるのはそれだけだ」