元F1チャンピオンであるデーモン・ヒルによると、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は2010年、ミハエル・シューマッハを優遇するとの憶測を一掃する必要があるようだ。
1990年代中盤にシューマッハとし烈なタイトル争いを演じていたヒルは、『BBC』へこう語っていた。
「マイケル(シューマッハ)がFIAから少し優遇されているという疑いは常にあった」
2006年に引退していたシューマッハは、1月3日(日)で41歳になるが、フェラーリ在籍時にチーム代表を務めていたジャン・トッドが、今ではFIAの会長になっている。
トッドはシューマッハとの関係について、親子のようなものだと説明していた。
「FIAは来季、そういった疑い(優遇説)が出ないようにする必要があると思う」ヒルはこのように加えた。
『Le Figaro(ル・フィガロ)』紙とのインタビューで、メルセデスGPから現役復帰するという決断について質問されたトッドは次のように答えていた。
「彼は私にとっての家族だが、彼の決断について私が話すのは不適切だろう。コメントは彼に任せるよ」