メルセデスのノルベルト・ハウグ(モータースポーツ責任者)は、2010年に向けたF1のポイントシステム変更が、抜本的なものではないとの見解を示した。
これまでレース優勝者が獲得するのは10ポイントだったが、新しいポイントシステムでは25ポイントを獲得することになる。2009年のチャンピオンであるジェンソン・バトン(ブラウンGP)は、この変更を歓迎していた。
「素晴らしいアイデアだね。勝ったドライバーが2位のドライバーより5ポイント多く獲得できるのは、いいことだよ」
「みんな勝つことが大好きだから、これは重要なことだね。僕は今年、6勝していたけど、2位とのポイント差は2ポイントだけだった」バトンは『BBC Radio 5 Live(BBCラジオ5ライブ)』へこう語った。
しかしハウグは『SID』通信に対し、これは勝利の価値を大きくすることを意図したものではないと指摘している。
「以前と同じように、2位のドライバーは勝者の80%のポイントを獲得し、3位のドライバーは(勝者の獲得ポイントの)60%を獲得する」とハウグは説明した。