ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が、1万ドル(約90万円)の罰金と戒告処分を受けた。これは、ブラジルGP1周目にエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)と接触してリタイアした後の行動に対するものだ。
トゥルーリは、ブラジルGPのスタート直後にスーティルを抜こうとした際、クルマのコントロールを失ってクラッシュした。
クラッシュしたクルマから降りたトゥルーリが、同じようにクラッシュしていたスーティルのもとへ走りより、殴り合いになりそうなほど激しく口論している様子が国際映像でもとらえられていた。
スチュワードは、このクラッシュを「レーシングアクシデント」と判断している。しかしトゥルーリが、スーティルへの「攻撃的な態度を」やめ、トラック外へ出るようにマーシャルが指示するのを無視していたことを問題視した。
「ヤルノは怒っていて、あれが僕のミスだと言っていたけど、僕は自分に起きていたことを説明したよ」とスーティルは語っている。
また、給油ホースがつながったままヘイキ・コバライネン(マクラーレン)をピットアウトさせたマクラーレンには、5万ドル(約450万円)の罰金が科された。
これに加え、コバライネンは25秒加算のペナルティーも科されたが、コバライネンはもともとポイント圏外でフィニッシュしている。
このときコバライネンの後ろを走行していたのがキミ・ライコネンだった。ライコネンは燃料をかぶってしまい、火に包まれる瞬間もあった。
「目にも燃料が入ってしまって、今でも痛いよ。まあ大丈夫だけどね」とライコネンは語った。