ある2人のF1関係者は、ホンダ、BMW、トヨタが撤退し、今ではルノーが撤退を検討していることが、F1終焉(しゅうえん)の前兆だとは考えていない。
「今のF1は、不必要なものを出してしまうサウナのようなものだ。新しいスタートが待っている」
「メルセデスの(より効率的な)哲学を他の自動車メーカーも導入し、この先数年で新しいメーカーが参入してくることもあるだろうと思っている」ニキ・ラウダは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌のコラムでこのように語った。
ウィリアムズのCEOであるアダム・パーも、F1の新時代が幕を開けようとしているという意見に賛成している。
「自動車メーカーが独占していた10年間が終わり、この先の10年間は1990年代に近くなるかもしれない」とパーは『Reuters(ロイター)』へ話した。