キミ・ライコネン(フェラーリ)のマネジメントが、メルセデスGPと2010年へ向けた交渉を行っているようだ。
マクラーレンとの交渉が決裂したため、ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは18日(水)、2010年のライコネンはF1から離れ、ラリーで走ると語っていた。
メルセデスGPにはニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が加入するとみられているが、在籍していたジェンソン・バトンがマクラーレンへ移籍するため、もう1人のドライバーを探すことになり、急きょライコネンが候補になったようだ。
ブラジルの『O Globo(オ・グローボ)』はさらに踏み込んだ報道をしており、『SporTV』のコメンテーターであるリト・カバルカンティの情報として、ライコネンとメルセデスGPが契約することは確実だと報じた。
カバルカンティは、18日に最終的な合意が結ばれたと語っている。
ロバートソンはこのニュースを認めなかったが、メルセデスGPでの可能性を否定することもなかった。
また『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙は、ライコネンがシトロエンと世界ラリー選手権(WRC)参戦へ向けた交渉を行っていると報じた。
『SID』通信に対してメルセデスのノルベルト・ハウグ(競技責任者)は、明確な答えを避けている。
「われわれは、最高なラインアップにしたいと思っている。今でもドライバー市場には、非常に才能のあるドライバーが何人か残っている。当然、いろいろな憶測も出てくるだろう」とハウグは語った。