ヘイキ・コバライネン
「結果にはちょっとガッカリした。クルマの限界で走っていたけど、それでも高速コーナーではグリップが足りなかった。だから、これ以上の走りは僕には無理だったよ。最初から最後までプッシュした。エイドリアンが抜こうとしてきたけど、中途半端な動きだったから、彼と並んだままになった。彼がコーナーを曲がり始めたとき、僕はすでに縁石の上だったから、あれ以上逃げ場がなかった。それで彼と接触したけど、彼のほうが大きなトラブルに見舞われたね」
「右フロントのホイールにトラブルが起きて、2度目のピットストップはうまくいかなかった。それでフィジケラが僕の直前に割り込んできたんだ。僕の方が早くピットレーンのスピードリミッターを解除することができて、すぐにKERSを使った。彼は僕のために進路を空けてくれたから、簡単だったよ。大きなバトルにはならなかったね」