メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグ(モータースポーツ責任者)はメルセデスがドイツ人ドライバーと契約すると語り、ちまたのうわさを加速させている。
フィンランド人チャンピオンのケケ・ロズベルグを父に持つドイツ国籍のドライバー、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が2010年はブラウンGPかマクラーレンで走る、とF1関係者の間でささやかれている。
ブラウンGPとマクラーレンは共にメルセデスエンジンを搭載。マクラーレンはメルセデスのワークスチームとして参戦しており、ブラウンGPはメルセデスが75%の株式を取得すると言われている。
ロズベルグとマクラーレンのうわさが以前に流れたが、マクラーレンが来季はルイス・ハミルトンのチームメートにキミ・ライコネン(フェラーリ)を迎える模様であり、マクラーレンとメルセデスが距離を置いているとの意見もある。
次のようなハウグの今週の発言を『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌が伝えている。「良いドイツ人ドライバーを迎えられる可能性があるならば、そうするつもりだ」
今週の『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のインタビューで、ロズベルグはアブダビが70戦を共に戦ってきたウィリアムズで走る最後のレースになるだろう、と明かしている。
「僕が(チームを)移るとすれば、アブダビではつらくなるだろうね」
「ウィリアムズのみんなとはすごくうまくやっているし、僕の在籍中は大きな人事異動もなかったんだ」