2010年のF1で3台目を走らせ、ミハエル・シューマッハを乗せるため、フェラーリは今でも強く働きかけている。
BMWとトヨタがF1から撤退し、ルノーも撤退を検討しているとされ、フェラーリは新規参入チームを高く評価していない。こういった状況の中でフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、再びルール変更を求めている。
「これは、各チームが3台を走らせるチャンスかもしれない。私にできることは、すべてやっていく。当然われわれは、3台目のドライバーとしてミハエル・シューマッハを考えている」とモンテゼモーロは『Bild(ビルト)』紙へ語った。
シューマッハ今年、負傷したフェリペ・マッサ(フェラーリ)の代役として現役復帰を目指したが、結局はあきらめていた。しかし、シューマッハ本人も復帰の可能性を否定していない。
「こういう考え方もできるよ。僕には、何かを認める理由も否定する理由もない」シューマッハはこのように『Gulf News(ガルフ・ニュース)』へ語っている。
しかし、ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ(チーム代表)はシューマッハが本気だと考えていないようだ。
「そんなのは無理だ」このように語るウィリアムズは、シューマッハが今年に復帰をあきらめていたのは、自身の体力を悟ったからだと考えている。