フェラーリのテーマパーク「フェラーリ・ワールド」が、スペインのバレンシアにも建設されるかもしれない。『El Mundo(エル・ムンド)』紙が報じている。
アブダビがフェラーリの株式を保有していることから、アラブ首長国連邦(UAE)のアルダー・プロパティーが最近、アブダビのヤス島に「フェラーリ・ワールド」を建設した。F1サーキットに隣接するこのテーマパークの屋根には、巨大なフェラーリのロゴが描かれている。
しかし、他にも複数の都市が「フェラーリ・ワールド」建設を検討していることが明らかになっており、ヨーロッパでの最有力候補はバレンシアであると報じられている。バレンシアもF1を開催している都市だ。
ジェネラリタ・バレンシアーナ(バレンシア自治政府)のフランシスコ・カンプス首相は、ヤス島を訪れたと報じられており、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長とも親密な関係だと『Marca(マルカ)』紙が報じている。
「今の段階では、アブダビのプロジェクトに集中している。だが、もしうまくいけば、他の場所でもうまくいく可能性も、もちろんある」とフェラーリ関係者は語った。