次の2戦では、ルノーがKERS(運動エネルギー回生システム)を使用することはない。これは、同チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソがイタリアGP後に明かしたものだ。
ルノーはモンツァの長いストレートではKERSの効果を発揮できると期待し、KERSを再投入していたものの、アロンソはKERSのパフォーマンスに失望したと語っている。
ルノーは2009年シーズンの序盤にKERSの使用をやめていたが、少なくともシンガポールと鈴鹿では、R29にKERSが搭載されることはないようだ。
「シンガポールと鈴鹿では(KERSを)使わないよ。コーナーの数が多いからね。特にシンガポールはコーナーが多い」このようなアロンソのコメントが『AS』紙に掲載されている。
その一方でアロンソは、シーズン最後の2戦、ブラジルとアブダビでは、ルノーがKERSの使用を決断する可能性があると認めている。