ルイス・ハミルトン
「昨年に初開催を迎えたシンガポールGPはどのように新しいF1レースを主催するべきか、という見本のようだった。素晴らしい施設に洗練された組織、独特でおもしろいコースは楽しいだけじゃなくて厳しい部分もあるけれど、本当に限界までプッシュしてクルマからすべてを引き出すには多少のリスクも冒さなくてはならないんだ。去年のシンガポールでのレースで僕は被害を受けないようにする、ひたすらそれだけに努めていた。僕は世界チャンピオンになることだけを考えてドライブしていたから、あまりリスクを冒そうとはしなかったんだ。表彰台でフィニッシュできてうれしかったよ。今年は大きく状況が異なっている。自分がタイトル争いから脱落していることを僕はわかっているし、残りの4戦は攻撃的にいきたいんだ。可能な限りたくさん勝てるようにプッシュしていくよ」