フリー走行1回目のロメ・グロジャン(ルノー)に続き、フリー走行2回目ではマーク・ウェバー(レッドブル)がシンガポールのコース脇に設置された壁で、2人目の犠牲者となった。
数字上はチャンピオンの可能性が残されているウェバーだが、自身がチャンピオンになるチャンスを先日に笑い飛ばしていた。ウェバーは、大量の光に照らされたマリーナ・ベイでの2回目のセッションで、最終コーナーの内側に設置された壁に激しくぶつかってしまった。
この90分間のセッションでトップタイムを出したのはウェバーのチームメートであるセバスチャン・ベッテル。セッションはウェバーのクルマとその破片を回収するため赤旗が提示された。
32歳のウェバーはこの24時間前に、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が持つ選手権ポイントのリードは、残り4戦で2人のレッドブルドライバーが追いつくにはあまりにも大きいとして、次のように話していた。
「選手権(制覇)は今や、非常に難しくなっている。ジェンソンが僕たちよりも4、5ポイント多く獲れば、それでおしまいだと思うよ」