ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は2日(金)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が2009年世界選手権の結果を疑問視する発言をしたことに「少し驚いた」と語った。
ハミルトンとマッサは昨年、最終戦までドライバーズ選手権を争っていた。しかし療養中のマッサはブラジルのテレビ局に対し、クラッシュゲート事件によってタイトルを「奪われた」気分になったと語っている。
「タイトルは僕のものだよ。誰が何と言おうと関係ない」
「シーズンの間ずっと、僕たちはフェアな戦いをしていたから、少し驚いたよ」鈴鹿でこのように語るハミルトンの言葉を、『Bild(ビルト)』紙が報じた。
この件についてはフェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)が次のようにコメントしている。
「1年後にレース結果を無効にすることは誰にもできないので、受け入れるしかない」
マッサもブラジルの『Globo(グローボ)』に対し、ルノーを解雇された後になってネルソン・ピケJr.が故意にクラッシュしたことを認めたのは、「あまりいいことじゃない」と語った。
だが1日(木)には、マッサとピケJr.がサンパウロ近郊のグランジャ・ビアナのカートコースで握手をしていた。両者はここでレースへ向けたトレーニングを行っている。