ルノーの現チーム代表であるボブ・ベルは、ルノーがF1から撤退するとは考えていないようだ。
ルノーは”クラッシュゲート”によって苦い経験をしたが、ベルはルノーがF1への参戦を続けると信じている。
フラビオ・ブリアトーレ(元マネジングディレクター)、パット・シモンズ(元エンジニアリング部門エグゼクティブディレクター)、そしてタイトルスポンサーのINGがチームを離れ、チームのイメージも失墜し、さらにはスタードライバーであるフェルナンド・アロンソ(ルノー)が2010年はフェラーリへ移籍することも発表された。
「非常につらく、困難な危機だった。チームだけではなく、親会社にとっても同じだ。この苦難の間ずっとルノーがわれわれを支えてきたという事実は、彼らがチームにも、F1に対しても関与し続けていくことを示している」ベルは鈴鹿でこのように語った。
また、次にF1撤退を決断するのはルノーだと思うか質問されたベルは、こう答えた。
「彼らはわれわれを支えてきた。それが答えになっていると思う」