鈴鹿の日本GP決勝は、ハード・ハード・ソフトのタイヤ戦略で圧倒的なパフォーマンスを見せたセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)が、今季3度目の優勝を飾った。
ベッテルは同じタイヤ戦略を使った2位のパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリを4秒以上引き離してのフィニッシュ。一方、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンはソフト・ハード・ソフトのタイヤ戦略で3位入賞を果たした。
荒川詔四(ブリヂストン 代表取締役社長)
「見事優勝を飾ったセバスチャン・ベッテル選手に心からお祝い申し上げます。3年ぶりに鈴鹿で開催された日本GP決勝は、晴天にも恵まれ、多くのお客様が世界最高峰の戦いであるF1を楽しまれた事と思います。当社もこの素晴らしいレースを足元からしっかり支えることができたことを誇りに思っております。今シーズン、残り2戦になりましたが、ブリヂストンは引き続き、公式タイヤサプライヤーとして全チーム・全ドライバーを全力でサポートして参ります」
安川ひろし(ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「スリリングな優勝でドライバーズ・チャンピオンシップの可能性を残したセバスチャン・ベッテル選手とレッドブル・レーシングにお祝いを申し上げます。また、トヨタの2週連続の表彰台フィニッシュを達成したヤルノ・トゥルーリ選手、マクラーレンに3位表彰台をもたらした昨年度チャンピオンのルイス・ハミルトン選手にもお祝いを申し上げます。今日は、大勢のブリヂストンのゲスト、スタッフ、重役の皆さまを迎え、素晴らしいレースを楽しんでいただくことができました」
浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
「レースのスタートからソフト・タイヤは高い性能を発揮しましたが、レース中盤から本格的にこのタイヤが素晴らしいレースパフォーマンスを見せてくれました。路面温度が高かったのでスタートでもハード・コンパウンドを用いることができましたが、路面温度が低ければ、ウォームアップに時間がかかるため、ハード・コンパウンドの選択は難しかったでしょう。ソフトの性能の落ちの懸念があった選手には安全な戦略でしたが、スタートでソフトを選択した選手は良いパフォーマンスを発揮することができました」
(ブリヂストン・プレスリリース)