フェリペ・マッサ(フェラーリ)は来週、GP2のクルマでテストすることができるようだ。これはフェラーリが4日(日)に明かしたもので、スチュワードがフェラーリに対し、「メディカルチェック」を目的としてのテストを認めたとのこと。
2010年にフェラーリへ移籍するフェルナンド・アロンソ(現ルノー)のチームメートとして、マッサは来季に復帰する予定だとフェラーリは発表している。しかし、マッサは7月のハンガリーGP予選で頭部に深刻なケガを負い、現在も療養中だ。
ブダペストからブラジルへ帰国して以来、初めてマッサはマラネロへと向かい、まずは今週にフェラーリの最先端シミュレーターを使用する。
その次のステップは、GP2になる予定だ。FIA(国際自動車連盟)は、これがシーズン中のテスト禁止には違反しないとしている。
また、その後にマッサは、2年前のF2007にGP2のタイヤを装着してテストを行うとのこと。これは、最近にミハエル・シューマッハが行っていたのと同じ方法だ。
フェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)は鈴鹿でメディアに対し、母国グランプリであるブラジルでマッサが復帰することは不可能だと語った。しかし、アブダビで復帰する可能性がわずかにあるとも語っている。
「一番の目標は来年のバーレーンだ」とドメニカリは加えた。