コンストラクターズ選手権を争う戦いは、ブラジルGPでも続くことになった。
4日(日)の日本GPの結果、ブラウンGPがタイトルを確定させるには0.5ポイント足りなかった。
しかしレース後、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)がクラッシュしてセーフティカーが導入された際、減速が不十分だったとしてニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がスチュワードの審議対象になっていた。
ブラウンGPのルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とジェンソン・バトン(ブラウンGP)は、ロズベルグの後ろでこのレースを終えている。
そのため、もしロズベルグが降格になった場合、ブラウンGPの獲得ポイントが増え、日本でコンストラクターズタイトル獲得を祝福する可能性もあった。
ロズベルグの走行は速過ぎたとスチュワードは判断したものの、ステアリングのディスプレーには「燃料切れ」を示すメッセージが表示されていたため、ロズベルグは自身のラップタイムを確認することができなったともスチュワードは認めた。
「安全性の観点から、ドライバー(ロズベルグ)はイエローフラッグとセーフティカー・ボードに対して適切に対応していたことをテレメトリーのデータが示している。この点を考慮し、この件に対するこれ以上の措置は必要ないとスチュワードは判断した」FIA(国際自動車連盟)はこのように発表している。