2009年日本GP決勝(ブラウンGP)

2009年10月04日(日)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ブラウンGPは4日(日)に鈴鹿で開催された日本GPで、2009年のコンストラクターズ選手権獲得にまた一歩近づいた。ルーベンス・バリチェロが7位、ジェンソン・バトンが8位と、両ドライバーがポイントを獲得し、チームはタイトル獲得に向けて残り2戦で0.5ポイントを獲得すればコンストラクターズチャンピオンになる。

バリチェロは6番手、バトンは10番手からのスタートで、2人とも2ストップ作戦を採用した。いくつものペナルティーが科され、混乱したグリッドになった3日(土)の厳しい予選の後、チームの目的はポイントを取ることで、両ドライバーがそれを達成してくれたのだ。

バリチェロは6番手からいいスタートを決め、セーフティカー導入中にポジションを1つ失うまで、レースの大半はこの位置を維持していた。そして7位入賞を果たし、2ポイントをチームにもたらした。

バトンは3周目にロバート・クビサ(BMWザウバー)をオーバーテイクして、より波乱にとんだレースとなった。その後、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)とエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)との衝突を利用して、ポイント圏内の8番手に入った。最後のピットストップ前に速いタイムを叩き出していたことにより、ニコ・ロズベルグを抜いて7番手に上がることができたが、セーフティカーが導入されたために、結局8位で1ポイントを獲得した。

ルーベンス・バリチェロ(カーナンバー23、BGP 001-03):7位
最速タイム:1分33秒910
ジェンソン・バトン(カーナンバー22、BGP 001-02):8位
最速タイム:1分33秒251

天候:暖かく晴れ、気温25-26℃、路面温度35-41℃

ルーベンス・バリチェロ
「予選が僕の週末にとっては決定的なものになった。決勝ではジェンソンの前でレースを終えて、彼に対して1ポイント多く取ることができたんだ。今日はセットアップに悩まされて、クルマの性能を引き出すことができなかったのは残念だ。第1スティントではキミ(キミ・ライコネン/フェラーリ)も僕もプライムタイヤ(ハード側)を履いていて、キミの後ろを走ることができたけど、キミがオプションタイヤ(ソフト側)に換えてからは、僕に対して差を広げていった。僕たちはセーフティカーが入らなければ6位でフィニッシュしていたはずだし、僕が望める最高の順位が6位だったんだよね。不満が残るけれど、レースはそういうものだし、1番重要なことはジェンソンに対して今週末1ポイント稼いだことだ。2週間後のサンパウロでの母国グランプリを楽しみにしている。ブラジルGPはいつだって僕には本当に特別な場所だし、チャンピオンシップ獲得のためにできることはすべてやり切るつもりだ」

ジェンソン・バトン
「昨日の予選でいろんなことが起きた後ではポイントを取ることが目標だったし、それを達成することができた。10番グリッドからのスタートだとレースは厳しいものになるけど、僕のペースはレースの間本当によくて、クルマのパフォーマンスにもすごく満足しているんだ。僕の前を走っているドライバーに引っかかってしまった。でも彼らは燃料が重くて、ここではオーバーテイクが難しいから抑えられちゃったよ。今週末、僕はクルマの性能をできる限り引き出すことにベストを尽くしたし、ポイントを取れたってことは最高のパフォーマンスを示したんだと思う。ルーベンスに対して1ポイントしか失っていない。今日はこれが最優先事項だった。もちろん僕たちはセバスチャン(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に対していくつかポイントを失ったけど、鈴鹿では彼らが強いと予想していたんだ。残り2戦のサーキットは僕たちのクルマに合うはずだから、シーズンが終わることにもワクワクしているし、次のブラジルでのレースが楽しみだよ」

ロス・ブラウン
「問題の多かった予選から考えると、今日のレースではよく取り戻すことができたね。両ドライバーはコンストラクターズ選手権に貴重なポイントを持ち帰ってくれた。このサーキットがわれわれのライバルに合うということが分かっていたから、チームやドライバーのパフォーマンスには満足している。週末を通してクルマからすべてを引き出してくれたし、選手権ポイントを加えてくれた。コンストラクターズ選手権を取るには0.5ポイント必要だ。インテルラゴスとアブダビでの2戦はわれわれのクルマの特性に合っているはずなので、非常にエキサイティングなシーズンの締めを期待することができる」

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