2009年シンガポールGP2日目(ブラウンGP)

2009年09月27日(日)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで開催されたシンガポールGP予選は、ブラウンGPにとって厳しいものとなった。27日(日)の決勝を、ルーベンス・バリチェロは5番手、チームメートのジェンソン・バトンは12番手から戦う。

バトンは2番手、バリチェロは6番手と快調にQ1をくぐり抜けたものの、Q2で新しいタイヤを履いたとき、クルマのバランスに2人とも悩まされていた。バリチェロはセッション終盤で速いタイムを出してQ3に進出できたが、バトンは終始、クルマのバランスに満足がいかず、アンダーステアのトラブルにも見舞われてトップ10入りを果たすことはできなかった。

Q3では、バリチェロは最後の計測ラップ時に5番手につけていたが、そのとき5コーナーでほこりの上に乗ってしまい、コースを大きく外れて壁に衝突し、予選は切り上げられることになった。バリチェロはギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティーのため、10番手からスタートする。

ルーベンス・バリチェロ(カーナンバー23、BGP 001-03)
フリー走行3回目:7番手
Q1:6番手、1分47秒397
Q2:7番手、1分46秒787
Q3:5番手、1分48秒828

ジェンソン・バトン(カーナンバー22、BGP 001-02)
フリー走行3回目:14番手
Q1:2番手、1分47秒180
Q2:12番手、1分47秒141

天候:暑くて湿気が多い(最高湿度79.6%)
気温29-30℃、
路面温度29-31℃

ルーベンス・バリチェロ
「僕にとっては出入りの激しい予選だったけど、10番グリッドからのスタートだとまだポジティブな気持ちでいられるよ。今日起きたすべてのことを考えると、かなりいい結果だと思うね。Q2終了後、縁石に強く当たりすぎてしまってクルマにトラブルが生じたんだ。セッション終盤でクルマがきちんと挙動していないように感じたから、たぶんフロアにダメージを負ったんだと思う。Q3に入ると、僕たちはペースに悩まされていたけれど、素晴らしいラップを走ることができた。どんなダメージがあってもプッシュしないといけないって分かっていたんだ。Q3では、最終アタックで本当にがんばっていたから、ボトムを路面にこすってコントロールを失い、ウォールに衝突したことが残念だよ。本当に悔しいけど、クルマは大丈夫なはずだ。明日のレースを楽しみにできると思う」

ジェンソン・バトン
「僕たちにとってはイライラの残る予選となったよ。クルマはQ1ではとても調子が良さそうで、2番手につけたからこれはポジティブなことだ。少しアンダーステアが出ていてQ2でちょっと変更したんだ。でも残念なことにブレーキングのときにすごく難しくなってしまって、7コーナーでは左のフロントタイヤをロックさせて多くのタイムを失った。それから、フロントタイヤにフラットスポットができて、そこからタイムを上げることが不可能になったよ。それで僕の予選は終わりさ。明日はもちろん最大限クルマの性能を引き出すつもりだけど、12番手からじゃ厳しいレースになるね」

ロス・ブラウン
「今夜はチームにとって難しい予選だった。予選前に、ルーベンスのギアボックス交換を決定した。厳しいギアボックス利用のサイクルがあるし、さらにダイナモでのシミュレーションでも前のギアボックスを使い続けることは危険すぎることを示していたからね。2人ともQ1は難なく進み、Q2では苦戦した。クルマのバランスを得ることができなかった。ルーベンスは最後にいいラップを出したが、ジェンソンは1日中アンダーステアに悩まされていた。予選前にジェンソンのクルマに大がかりな変更をしたのだが、トップ10に入ることはできなかった。われわれはQ3ではより競争力が上がると期待していた。しかし、ルーベンスのアクシデントがあり、明らかに素晴らしい1日とはならなかったね。がんばり抜いて、どれほど取り戻せるかは明日に分かる」

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