2009年シンガポールGP決勝(ブラウンGP)

2009年09月28日(月)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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27日(日)の夜に行われたシンガポールGPでジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロがそれぞれ5位と6位となり、ブラウンGPはコンストラクターズ選手権でのリードをさらに広げた。

バリチェロが2つポジションを上げて7番手を、バトンが1つポジションを上げて10番手を走行するなど、序盤に良い周回を重ねた両ドライバーはポイント圏内フィニッシュのチャンスを手に入れた。バリチェロは19周目に行った1回目のピットストップでマーク・ウェバー(レッドブル)をかわし、その間ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)の後ろでくすぶっていたバトンは、21周目にセーフティカーが入った際に予定よりも早いピットストップを実行した。

46周目の2回目のピットストップでニュートラルにうまく入れられなかったバリチェロは貴重なタイムを失い、5周分多く燃料を積んでいたバトンが51周目にピットストップをした際に先行を許す結果となった。26日(土)には不満足な予選パフォーマンスを見せたが、チームは素晴らしい巻き返しで7ポイントを手にし、シーズンの残り3戦に挑んでいく。

ジェンソン・バトン
「いいレースだったので5位フィニッシュ、4ポイント獲得という結果に満足しているよ。スタート時に中嶋(中嶋一貴/ウィリアムズ)をかわせたのが大きかった、あれでレースの流れをつかめた。第1スティントでは燃料を多く積んでいたコバライネンの後ろに僕が引っかかっている間に、バリチェロがどんどん前に行ったのですごくもどかしかったよ。数周分の燃料が残っているときにセーフティカーが入って、状況は厳しくなった。ピットストップで2つポジションを上げられるはずだったからね。バリチェロとの差を縮めるために、2回目のピットストップの前にはスーパーラップを重ねなくてはならなかった。その後はベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に追いつこうと2人ともプッシュしていたけれど、結局はブレーキを温存して5位を守るという決断を下した。この週末は思ったとおりにはいかなかったけれど、11番グリッドからポイントを取れてよかったよ。明日28日(月)に日本に向けて出発するけど、とてもポジティブな気持ちだし次のレースと楽しみにしているよ」

ルーベンス・バリチェロ
「僕にとって波乱が多い週末で大変なレースだった。良いスタートを切って2つポジションを上げられて、第1スティントではすべてがうまくいった。セーフティカーが有利に働いてくれなかったことは残念だけど、僕の順位は悪くなかった。残念ながら2回目のピットストップではうまくニュートラルに入れられなくてエンジンがストールしてしまい、バトンの前をキープするために必要な時間を失ってしまった。その後はブレーキがきつくなって、それ以上戦うことができなかったので6位でフィニッシュした。もっと良い週末にもできたはずだけど、何が起こってもおかしくなかったレースでバトンとの獲得ポイントの差は1ポイントだけだったので、前向きな気持ちでいるよ」

ロス・ブラウン
「バトン、バリチェロ、そしてチームが一丸となって本日の実に素晴らしいパフォーマンスを可能にし、昨日の残念な予選結果にもかかわらず2人ともポイント圏内でフィニッシュすることに成功した。両ドライバーは共に必要な仕事をこなしてくれて、スタートでバトンは中嶋をかわし、バリチェロはクビサ(ロバート・クビサ/BMWザウバー)とコバライネンの2人を抜き去った。そこからのペースも良く、どちらのドライバーにとっても取り立ててセーフティカーが有利に働いたということもなかったが、集団の中で安定して順位を上げていった。ピットストップで停止する際にストールしてしまったため、バリチェロのピットストップは予定より長いものとなり時間を損したが、ピットクルーが見事にそれを取り返してくれて順当に6位で帰還を果たした。バトンはピットインの前に速い周回を重ね、われわれの決定どおり無事に5位でフィニッシュするのに必要な時間を稼いでくれた。もくろみ通りに予選からの巻き返しに成功し、選手権争いで貴重なポイントを手にしてシンガポールを後にすることができる」

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