2009年の選手権争いは涙で終わったが、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はミスがF1最大の栄誉を逃すことになったと認めている。
インテルラゴスでは、16番手から新ワールドチャンピオンのジェンソン・バトン(ブラウンGP)より前の4位でフィニッシュするという印象的な走りを見せたベッテルだが、2週間後に開催されるアブダビまでタイトル争いをもつれさせることはできなかった。
「本当のところは、十分ではないレースが多すぎたことだ」と、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語ったベッテル。複数のメディアがブラジルのレース終了後、すぐにメディアにコメントした後にベッテルが少し涙を拭いていたようだと述べている。
「僕たちには十分な一貫性がなかった。ミスもあった。僕はミスを避けるべきときにミスをしたんだ」
さらにベッテルは次のように加えた。「僕たちはまだ学ぶことが多い。でも今年は本当に、本当に、僕たちにとっていい1年だし、もっと上にいけると思っている」
しかし、インテルラゴスでのレースの結果、選手権で2位争いをしているルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とのポイント差は2ポイントとなり、ベッテルが2位に浮上した。
それでもベッテルはどのようにして選手権2位の座を守るか考えながら、最終戦アブダビまで多くの時間を費やすことはないと語っている。
ドイツのウェブサイト『sport1.de』に対して、ベッテルは次のように明かした。「僕たちは勝てなかった。僕は2位でも3位でも構わないよ。2位はドライバーの中でのトップってだけだ」