3度のワールドチャンピオンに輝いたニキ・ラウダは、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が最新のワールドチャンピオンとして歴史に名を残したことに値すると主張している。
イギリスのメディアは18日(日)、新たなワールドチャンピオンを主にほめ称えたが、29歳になるバトンは最近、真のタイトルウィナーとしてのドライビングをしているのではなく、選手権でのリードを満喫しているだけだと批判されていた。
国際メディアは同じようなテーマを扱い、バトンが5位フィニッシュして、数字的に争いを制したのだとしている。
イタリアの『Corriere dello Sport(コリエレ・デッロ・スポルト)』紙は、「この奇妙な世界選手権はもっとも穏やかなドライバーが手にした」と書き立てている。
一方、同じイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』紙も同調した。「忘れられた選手権支配者のバトン」とし、スペインの『Marca(マルカ)』紙は、マクラーレンとフェラーリが2010年に元の強さを取り戻す前の「過渡期のチャンピオン」とバトンを評した。
それに対し、ラウダは次のようにコメント。「まず、世界チャンピオンは世界チャンピオンだ。誰もどうしてそうなったのか、なぜそうなったのか気にしない。だからきちんと尊敬の念を持つべきだ」
「しかし私は、シーズンを通してもっと無情で競争力のある選手権を何度も見てきたとは認めるよ」