アブダビを拠点にするエティハド航空とアルダー・プロパティーズが、フォース・インディアへ470万ドル(約4億2,000万円)を支払うように命じられた。
このスポンサー2社は2007年、当時はスパイカーとして活動していた現フォース・インディアと、2,000万ドル(約18億円)相当の3年契約を結んだ。しかしその1年後には契約を破棄し、フェラーリへスポンサー先を変更している。
ロンドンの高等裁判所でエティハドは、キングフィッシャーとの利害対立を主張していた。キングフィッシャーは、スパイカーを買収したフォース・インディアのオーナー、ビジェイ・マリヤが所有しているブランドだ。
これに対しグレイ判事は、実際にマリヤがプロモーションしていたのは、キングフィッシャーの航空部門ではなく、ビール部門だったと判断。もしフォース・インディアが代わりのスポンサーを見つけられていなければ、エティハドとアルダーの賠償額はさらに高くなっていただろうとも語った。