将来のF1では、これまで以上にシミュレーション技術が重要になる。そのためフェラーリはFIATリサーチ・センターとの何年にもわたる協力の末、この分野で最先端の性能を持つシミュレーターの開発を決意した。
シミュレーターについて、ビークル・パフォーマンス部門とシミュレーター設計の責任者マルコ・ファイネロが『www.ferrari.com 』に語ってくれた。
Q:まず、シミュレーターとは何なのか説明していただけますか?
マルコ・ファイネロ:基本的にはF1のコックピットを使用しており、ミラーに映るものを含め、実際のクルマからドライバーが見る映像がコックピットの周りに映し出される。
コックピットにはトラックを走るクルマと同じコントロール類(ペダル、ステアリングなど)が装着され、信号を電子制御式の作動装置へ送るプラットホームに設置される。これにより、あらゆる方向の動きを再現することができ、ドライバーは、まるでクルマを走らせているような感覚を味わうことができる。
実際のクルマの動きを完ぺきに再現するには、実際のレーストラックと同じ敷地が必要になるため、実現は不可能だ。そのため、使えるスペースの中で可能な限り動きを再現し、トラック上での感覚をドライバーに体験させるためにこの技術が利用される。
ファイネロはこの他にも、次のような質問に答えています。
Q:コックピットの中でドライバーは、どのような映像を見るのですか?
Q:シミュレーターの本当の狙いは何ですか?
Q:トラック上でのテストは、完全にシミュレーターに取って代わられると言えますか?
ファイネロの答えは、すべてTopNews携帯サイトに掲載しております。詳しくは携帯サイトから『フェラーリ技術者がシミュレーター技術を解説』をご覧ください。