ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)が、インターネット業界の大手グーグルを相手に起こしていた訴訟で勝利した。
サンパウロの官報によると、グーグルはバリチェロに対し、50万ドル(約4,500万円)を支払うようだ。これは、グーグルがブラジルで展開しているソーシャル・ネットワーキング・サービスにおいて、バリチェロの名を使った偽のプロフィルが数百もあったためだという。
これらのプロフィルが掲載されている間は、1日につき590ドル(約5万円)の罰金が発生するため、損害が50万ドル以上になることは確実だ。
10日(火)の時点では、バリチェロを中傷する多くのプロフィルが確認できる。その中には、バリチェロのことを「タルタルーガ(ポルトガル語で亀)」として描いているものもある。
『O Globo(オ・グローボ)』によると、バリチェロがこの件にコメントすることはなかったようだ。しかしバリチェロの弁護士は、賠償金はチャリティーのインスティトゥート・バリチェロ・カナーンに寄付されると語っていたと報じられている。
グーグル側はコメントを発表していないが、ブラジルでの報道によると、これはオンラインでの名誉棄損の損害賠償としては、過去最高額とのことだ。