2010年へ向けたドライバー市場は、来週に大きな動きを見せるようだ。いくつかの主要な契約が正式に発表されるとのことである。
ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)は29日(木)、ウィリアムズを離脱すると認めたが、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がロズベルグの後任になるとされている。
「1週間後には、もっといろんなことが分かるはずだよ」とバリチェロは語り、チームメートであるジェンソン・バトンの決断によって、自身が影響を受けることはないとした。
「今は、僕の来年の契約を発表することよりも大切なことがある」とバリチェロは加えている。
バリチェロは、ウィリアムズがF1でも「最高なチーム」の1つだと表現し、2010年へ向けた選択肢の1つであると認めた。来季ウィリアムズからデビューすることが確実だとみられているニコ・ヒュルケンベルグのマネジャー、ウィリー・ウェバーは、バリチェロがヒュルケンベルグのチームメートになると示唆していた。
一方で『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌は、レースは欠場するものの、29日にアブダビのパドックに来ていたティモ・グロック(トヨタ)について、ルノーとの契約にサインするために来ていたのではないかと報じた。
「まだ何も署名されてない」
「2010年に向けてはいい状態だ。もしかすると、来週にでも驚くような発表があるかもしれない」とグロックのマネジャーであるハンス・ベルント・カンプスは語った。
また、ブルーノ・セナが新F1チーム、カンポスと契約したともうわさされている。