レッドブル、やはり2010年もルノーエンジン？

2009年11月10日（火）

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セバスチャン・ベッテル（レッドブル）は、レッドブルが2010年もルノーのエンジンを使用することを示唆した。

レッドブルはメルセデスエンジンへの変更を希望していたが、メルセデスの独占的なF1パートナーであるマクラーレンがこれを拒否したとみられている。また、コスワースエンジンに関しては、未知の部分が多いため、その可能性が除外されたようだ。

レッドブル内でのエンジン決定に関する期限が過ぎてもエンジンが決定しなかったため、エイドリアン・ニューイ（チーフテクニカルオフィサー）は現在のルノーエンジンの仕様を基にして2010年型車の作業を進めているとみられる。

現在のF1で最高だと言われているメルセデスエンジンを来年は使用したいか『spox.com』から質問されると、ベッテルは次のように答えた。

「ブラウンGPの成功にとって、メルセデスのエンジンが重要な役割を果たしていたのは間違いないね」

「チームとしても、ドライバーとしても、可能な限り最高なパッケージを求めている。いろいろなエンジンで来年にそれを達成できると思う。ルノーも含めてね」

レッドブルはルノーとの契約を発表する目前だとみられていた。しかしルノーがF1での将来を検討しているため、発表が遅れているようだ。

もしルノーがチームとしてのF1参戦から撤退したとしても、エンジン供給は続けるとみられているため、レッドブルにとっては好都合なことになる可能性もある。

またドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌は、マリオ・イリエン（エンジンメーカーであるイルモアの創設者）とルノーが、F1エンジン部門の引き継ぎについて話し合っていると報じた。