バリの大審裁判所で24日(火)、モータースポーツからの無期限の追放処分撤回を求めたフラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディレクター)の裁判の聴聞会が開かれる。
故意にクラッシュすることを指示したとされるクラッシュゲート事件をめぐり、ブリアトーレはFIA(国際自動車連盟)から追放処分を受けていたが、これを不服として処分の撤回を求めていた。
さらにブリアトーレは、損害賠償として100万ユーロ(約1億3,000万円)の支払いも求めている。
また、ルノーで長年エンジニアリングの責任者を務め、クラッシュゲートで5年間の追放処分を受けているパット・シモンズも訴訟に加わったことが明らかになっていた。
フランス語系の報道によると、聴聞会は大審裁判所の第5民事法廷で行われるようだ。
フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は23日(月)、『La Politica nel Pallone(ラ・ポリティカ・ネル・パローネ)』とのラジオインタビューで、ブリアトーレへのペナルティーは「厳しすぎた」と語っている。
ブリアトーレとシモンズはともに、9月に行われた世界モータースポーツ評議会に出席していなかったため、FIAの国際控訴裁判所へ控訴する権利はない。