ミハエル・シューマッハがメルセデスGPに加入するのではとの報道が続いているが、このうわさには疑問が残る点もある。
メルセデスGPのニック・フライCEOや、メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグ(モータースポーツ責任者)が最近、シューマッハと契約する可能性を否定しなかったため、このうわさは勢いを増すこととなった。
また、シューマッハのマネジャーであるウィリー・ウェバーもうわさを拡大させるような発言を行っていた。
しかし、メルセデスGPのチーム代表であるロス・ブラウンは、2度にわたってシューマッハと2010年の契約を結ぶ可能性を否定している。
さらには、シューマッハとメルセデスGPの契約に向けた動きが確認されていないとの報道もある。
『Times(タイムズ)』紙は、最近にシューマッハと新たに3年の契約を結んだフェラーリが、「シューマッハがライバルチームからの参戦を検討している可能性があるとの兆候を、シューマッハ本人から確認していない」と報じた。
さらに『Times(タイムズ)』紙は、シューマッハは「将来についてステファノ・ドメニカリ(フェラーリ/チーム代表)と話し合っていない」とも加え、さらに続けた。
「消息筋によれば、シューマッハがメルセデスGPで走ることを決めた場合、スクーデリアが反対しないことは確実なようだ。しかし、その可能性は非常に低いとされている」
メルセデスとシューマッハ双方が、PRのためにこのうわさを長引かせているとのうわさもある。