ミハエル・シューマッハと2010年の契約を結ぶ前に、メルセデスGPはシューマッハのためにF1テストを実施する可能性があるようだ。イタリアやドイツで報じられている。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙や、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙のウェブサイトでは、2年前のクルマを使用したテストの可能性があるとの記事が掲載されている。
シューマッハは今年、負傷したフェリペ・マッサ(フェラーリ)の代役として現役復帰を試みたが、そのときには首に痛みがあったため、復帰を断念していた。
2年前のメルセデスGPのクルマを使用するのであれば、ホンダF1の2007年型車を使用することになる。
F1のテストは厳しく制限されているが、2年前のクルマにデモ用タイヤを装着してのテストは、今年すでにフェラーリが前例を作っていた。この方法でマッサとシューマッハがテストを行っている。
シューマッハは今週半ばにもフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長に会うと報じられている。
シューマッハとフェラーリは、3年間のコンサルタント契約に口頭で合意しているとされるが、シューマッハとメルセデスGPの契約を阻止することはないとモンテゼモーロは示唆していた。
フェラーリはシューマッハに対し、コンサルタント契約の履行を強制するのか『Reuters(ロイター)』通信から質問されるとモンテゼモーロは次のように答えている。
「いいや、拘束力はない」
「このことについて、彼とはまだ話をしていない。彼は単なる親しい友人であり、チームメンバーではない。彼は、われわれの市販車のコンサルタントだ」