現役復帰を正式に発表したミハエル・シューマッハは、1年限りの復帰ではないことを明らかにした。
3年間の引退生活から現役に復帰し、2010年にシューマッハはニコ・ロズベルグ(現ウィリアムズ)とともにメルセデスGPを走らせることが発表された。
その後シューマッハは、あまりにも多くの参加者がいたために音質が悪くなってしまった電話会見で、複数年を予定した契約を結んだと語った。
「3年の契約を結んだ。1年限りのことじゃないよ。継続性を大切にしたんだ」とシューマッハは語っている。
45歳の誕生日直前に3年契約が終了したあとには、メルセデスの大使のような役割につく可能性もあるとシューマッハは認めた。
「メルセデスの大使として働く可能性はあるよ。十分に可能性のあることだね」とのシューマッハのコメントをドイツのメディアが報じている。
しかしシューマッハは、5回のタイトルを獲得し、この3年間はアドバイザーを務めていたフェラーリとの関係を終わらせることへ、複雑な心境だったようだ。
「フェラーリとは特別な関係を築いてきたし、他のチームだったら復帰しなかった。ロス・ブラウン(チーム代表)がいることと、メルセデス・ベンツであることが決定的な要素になったんだ」とシューマッハは加えた。
さらにシューマッハは、明白なナンバー1待遇が契約には含まれていないとして、次のようにも話している。
「そういった待遇を受けていたといううわさが常にあったけど、一度もそんなことはなかったと断言できる。いつもチームが扱いを決めてきたし、それはこれからも変わらない」