FIA(国際自動車連盟)会長候補のジャン・トッドは、F1で自らの代理となってくれる人物の名を明かすことを、今のところ拒否している。
フェラーリのチーム代表を務めていたトッドは、もし今年10月にFIA会長として選出されたなら、FIAが承認するすべての選手権で、自身の代理となるコミッショナーを任命することを提案している。
現在、モズレーの右腕となっているアラン・ドネリーがF1でのコミッショナーを務めることになるかもしれないとうわさされているが、さらに大胆な憶測として69歳になるモズレー自身がその候補者となるというものがあるものの、その可能性は低そうだ。
『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙にたずねられると、トッドは明確な返答を避けた。
「いや、とにかくマックスではないよ」
さらにトッドはドネリーのことについて特にたずねられると、同じように否定することはしなかった。ドネリーは現在、FIAのスチュワードを務めており、今年に分裂シリーズ立ち上げの話が出ていたとき、F1チームに対して怒りを見せ、モズレー側についていた。
「こちらも言うのは適切ではないね。ミスターXとでも言っておこうか。複数ではないがね」と語ったトッドは、さらに次のように加えている。
「私にとって理想的な人物は、このビジネスに対して新鮮で、さまざまなことをもたらしてくれる人だよ」