ウィリアムズのパトリック・ヘッド(エンジニアリング責任者)は、ニコ・ヒュルケンベルグが2010年にウィリアムズからF1デビューを果たすことを強く示唆した。ヒュルケンベルグはGP2チャンピオンに輝き、ウィリアムズのリザーブドライバーも務めている。
ヘッドは、ヒュルケンベルグのF1デビューが決定したと認めないように気を付けていた。しかし、ヒュルケンベルグがF1昇格への準備を整えたとウィリアムズが考えていることを示唆した。
「GP2参戦1年目でタイトルを取ったドライバー、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、どちらも最高のドライバーだ。ニコ(ヒュルケンベルグ)も同じだと思う」ヘッドはこう語っている。
ウィリアムズは2010年、ロズベルグを放出してルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)を獲得するとみられている。また、ウィリアムズがフェラーリのようなやり方で、F1でも最高のドライバーを獲得することは無理だとヘッドは認めた。
そしてヘッドは、ヒュルケンベルグが若手スターであるうちに関係を強化することをウィリアムズが希望していると示唆した。
「もしニコが将来にトップレベルだと証明したら、その時までには資金力を強化して彼を起用し続けたいと願っている」ヘッドはこう加えた。