FIA(国際自動車連盟)会長選挙に立候補しているジャン・トッドの支援者が、23日(金)の投票を前にして投票者へ圧力をかけていたようだ。
『Mail(メール)』紙が18日(日)、トッドの対立候補であるアリ・バタネンへの支持を取り下げるよう、トッドの関係者から電話で「遠まわしに脅された」とウガンダのモータースポーツ関係者が語っていると報じた。
ウガンダのモーターレース連盟の会長ジャック・ワバムンノは、トッドがスポーツ担当副会長に指名するとしているスリンダー・タッティからの電話で、FIAへ未払いになっている請求書をスポンサーが引き受けると伝えられたと語っている。
「彼は(スポンサーが)払えるといっていたが、私が立候補を取り下げ、われわれの票を彼らの候補者へ投じることが条件だった。つまりトッドだ」とワバムンノは話した。
これに対しタッティは、最近ワバムンノと話したことすらないと語っている。だが『Mail(メール)』紙は、少なくとも8月と9月に通話記録があることを示す証拠を確認したと報じている。
バタネンを熱心に支援し、現会長であるマックス・モズレー体制に反対しているジャッキー・スチュワート卿は、調査を求めている。