FIA(国際自動車連盟)の会長選挙についてイギリスのメディアは、ジャン・トッドがアリ・バタネンを破って新会長になるだろうと報じている。
23日(金)にパリで200以上の加盟クラブが投票を行い、(現地時間の)お昼ごろに結果が発表されるとみられている。
『Daily Mail(デイリー・メール)』や『Mirror(ミラー)』など各紙は、トッドがバタネンに勝つ見込みだと報じた。トッドはフェラーリでチーム代表を務めた経験があり、一方のバタネンは1982年の世界ラリー選手権チャンピオンで、欧州議会議員を経験している。
「FIAには224のクラブが加盟しているが、210のクラブが投票を行うとみられている。バタネン陣営は108クラブの支持を得たとしている一方で、トッド側は140票を得えたと主張している」と『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』が報じた。
『The Times(タイムズ)』紙では「波乱がなければ、トッドがアリ・バタネンを打ち破るだろう」と書かれている。
しかし、『guardian.co.uk』で実施された読者投票では、バタネンが圧倒的な支持(87%)を得ており、各F1チームからもバタネンを支持する声が多いが、これらの支持者に投票権はない。