ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)が、フォース・インディアへ復帰する可能性を認めた。
フィジケラはフォース・インディアに所属していたが、ポールポジションを獲得して2位になったベルギーGP後にフェラーリへ移籍したものの、苦しい戦いが続いている。
子どものころからの夢だったフェラーリ入りを後悔していないと語るフィジケラだが、ヤス・マリーナ・サーキットで予選20番手になることを移籍時には予想していなかっただろう。
230戦の参戦経験があるフィジケラは、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)に次ぐ長いキャリアを過ごしてきたが、2010年はフェラーリとリザーブドライバーとしての契約を結んだ。
しかし、他チームでレースに出場する可能性も残された契約になっている。
「新しいチームでレースすることは考えてない。でも、過去にいた経験のあるチームでレースするチャンスがあればうれしいね」とフィジケラはアブダビで語った。
ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)は、フォース・インディアに来季も残留するとみられている。しかし、フォース・インディアがエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)との契約更新を保留していることから、スーティルとルノー、トヨタ、マクラーレンを関連付けるうわさが出てきた。
そしてフィジケラは、かつての所属チームへ復帰する可能性を認めた。
「フォース・インディアになるかもしれない。まだドライバーが決まっていないチームは多いよ」フィジケラはこう語っている。