キミ・ライコネン(フェラーリ)のマネジャーによると、ライコネンは2010年、F1から離れることが濃厚になったようだ。
ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、マクラーレンとの契約を結ぶことができなかったため、来年のライコネンは休暇を取ることになるだろうと語った。
ライコネンとフェラーリの契約は2010年までのものだったが、フェラーリはフェルナンド・アロンソ(現ルノー)の獲得を望み、ライコネンは契約を1年早く解除することに合意した。
2010年についてライコネンは、トップチームでのシートを獲得できない限り、F1にはとどまらないと語っていた。
しかしロバートソンはフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に対し、次のように語った。
「来年に向けた選択肢は、マクラーレンか何もないかのどちらかだった」
「だが、キミとマクラーレンは合意に達することができなかった。そのため、少なくとも来年は、キミがF1で走ることはないだろう」
「1年の空白ができることは、キミにとって大きなことではない。彼は優勝やタイトルへの意欲をさらに大きくしている。F1は彼のことを寂しがるだろう。彼は夏の間、フェラーリですばらしい働きをしてきた。あれは最高のドライバーにしかできない働きだ」
ロバートソンは、ライコネンの来年の活動について詳細を語らなかったが、ライコネンがラリーに高い関心を持っていることは周知の事実である。ライコネンが来年、ラリーに出場する可能性もあるだろう。
また、ライコネンとマクラーレンの交渉が決裂したのであれば、マクラーレンはジェンソン・バトン(ブラウンGP)を獲得する可能性が高まったとも言える。