明確な否定も正式な発表もされていないが、ミハエル・シューマッハがメルセデスGPからのF1復帰を計画しているといううわさは、大きくなるばかりだ。
シューマッハの父ロルフは『Express(エクスプレス)』紙へ、「ミハエルは毎日厳しいトレーニングをしている。何もなければ、あんなことはしない」と語った。
また『Bild(ビルト)』紙は、シューマッハが新しい首のトレーニング機器を購入したため、古いものはニコ・ヒュルケンベルグに譲ったと報じている。
F1の最高権威バーニー・エクレストンは最近、シューマッハの現役復帰を否定していたが、今では意見が変わったようだ。
「個人的には彼の復帰を疑問視しているが、もしかすると単なるうわさ以上のものなのかもしれない」とエクレストンは『Times(タイムズ)』紙に話した。
もしシューマッハが現役復帰をしなかった場合、かつてメルセデスのジュニアドライバーだったニック・ハイドフェルド(現BMWザウバー)が最有力のドライバー候補になるとうわさされている。
ハイドフェルドとシューマッハが候補だと聞かされると、エクレストンは次のように加えていた。
「それならマイケル(シューマッハ)を選ぶべきだ。違うか?」
「もし私がマイケルなら、やらないがね。だが彼は、自分がきちんと仕事をできると確信しているはずだ」
シューマッハとマネジャーのウィリー・ウェバーは、7日(月)にメルセデスやダイムラーの地元であるシュトゥットガルトで話し合いを行う予定になっている。
しかしウェバーは、話し合いの場所とメルセデスやダイムラーの本部には、何も直接的な関係はないとして、こう語った。
「個人的な話し合いを行う。1年の間に何度も行っていることだ。ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ/モータースポーツ責任者)やメルセデスが議題ではない」
シューマッハとロス・ブラウン(メルセデスGP/チーム代表)、そしてダイムラーのディーター・ツェッチェCEOが先月にアブダビでミーティングをしていたとも広く報じられていた。
しかし、ハウグはこのように『Auto Bild(アウト・ビルト)』誌へ否定している。
「アブダビでは、そういった話題の話し合いは行われていない」