もしミハエル・シューマッハが現役復帰を決めた場合、フェラーリはシューマッハがフェラーリから離脱することを認めるようだ。
シューマッハが2010年、メルセデスGPから現役復帰するとの憶測は日に日に強まっており、両者が基本的に合意したとの報道もある。
だがシューマッハは、F1から引退した2006年以来、フェラーリのコンサルタントを務めてきており、9月にはコンサルタント契約を3年間延長したことを明らかにしていた。
しかしフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長によると、シューマッハとの契約に拘束力はないようだ。
フェラーリは契約の履行を強制するのか質問されると、モンテゼモーロは『Reuters(ロイター)』通信へ次のように答えた。
「いいや、拘束力はない」
「もし彼が違う道を進むと決断すれば、われわれの(コンサルタントに関する)合意は無効になる。論理的なことだ。ライバルと働きながら、同時に私たちとも働くことはできない」
だがモンテゼモーロは、フェラーリ離脱についてシューマッハとまだ話し合っていないとして、次のように加えた。
「このことについて、彼とはまだ話をしていない。彼は単なる親しい友人であり、チームメンバーではない。彼は、われわれの市販車のコンサルタントだ」