ホッケンハイムでのドイツGPの将来に関する話し合いは、今週も最終的な解決策を見いだせないまま終了した。
既存のプロモーターが、将来の財政的損失を引き受ける可能性を否定していることから、F1界でも重要で伝統的な開催地であるドイツが2010年のカレンダーから消滅する可能性が大きくなっていた。
今週、F1最高権威のバーニー・エクレストンと州首相のギュンター・エッティンガーとの間で会議が行われたと『Sudwestfunk(南西ドイツ放送)』は報じている。
ホッケンハイム市長であり、ホッケンハイム・サーキットの代表を務めるディーター・グンマーによると、「おそらく、決定的になる前段階だと言えるだろうが、最終的決断はまだ出ていない」とのこと。
エクレストンはプロモーターになる意思はあるものの、既存の株主に150万ユーロ(約2億円)を要求するとみられている。
これによって2010年の開催は確実になったとみられ、ホッケンハイムとニュルブルクリンクが現在結んでいる交互開催の協定を延長するための時間も稼げることになりそうだ。