フェラーリは、A1GPシリーズに対してエンジン供給から撤退したという報道に対して、コメントを拒否している。
自発的なスタイルのモータースポーツのワールドカップは、財政的困難にあると信じられているが、来月オーストラリアで開幕を迎え、全9戦にわたるカレンダーはすでに発表されている。
しかし、主催者は選手権が現在、巨大企業の『IMG』の支援を受けて軌道に乗っていると主張するものの、シリーズが開始するほんの数日前までプレシーズン・テストが延期されている。
オランダのチームが税務署員によって売却されたA1GPは、さらにフェラーリとの議論についてもコメントを避けた。
フェラーリ製のマシンは200万ドル(約1億8,000万円)近くの未払い金があるため、イギリスの運送会社によって隔離されていると信じられている。
また、地元の主催者がサーファーズパラダイスでの開幕戦前にA1GPシリーズを中止させるようなことになれば、オーストラリアのV8エンジン搭載のスーパーカーカテゴリーが、収拾を図るために準備を整えているともうわさされている。
V8スーパーカーの代表を務めるトニー・コクレーンはウェブサイトの『goldcoast.com.au』に対して、「私は憶測をするような人間ではないということを強調しなければならない」と述べ、次のように加えた。
「私の知る限り、今のところ何も変更はない。われわれはすでに前進し、より大きな役割を担(にな)っている」