ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、シーズン唯一の夜の予選セッションで今年3回目のポールポジションを獲得した。
ハミルトンのタイムは1分47秒891。この予選セッションは、チャンピオン候補のひとりであるルーベンス・バリチェロ(ブラウンGPフォーミュラ1チーム)がセッション終盤に壁に衝突してレッドフラッグとなった。ハミルトンはスーパーソフト・タイヤを使った土曜日の第3プラクティス・セッションで1分47秒632の最速ラップタイムを記録している。この日の最速ラップタイムは、Q2でスーパーソフトを装着したAT&Tウィリアムズのニコ・ロズベルグが記録した1分46秒197。
浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「データを詳細に調査しなければなりませんが、今日は路面コンディションが終始変わり続けたのかもしれません。路面コンディションが良くなり、グリップが上ったため、クルマのセットアップに苦労したチームもあったかもしれません。クルマのバランスが変わった可能性もありますので、今日も大変な1日だったと思いますが、これがこのサーキットの良い意味での難しさです」
明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「まだはっきりとは言えませんが、昨年度もここではレース中に路面コンディションがかなり向上しました。最初は昨日ほど性能の落ちが大きいようには見えませんでしたが、今日はスーパーソフト・タイヤは特にリアの性能の落ちが大きいようです。しかし、ここは容易に正解が見つかるサーキットではありません。チームもデータをしっかりと分析してから明日の戦略を決めるのではないでしょうか」
(ブリヂストン・プレスリリース)