日時:10月4日(日)日本時間午後2時
第15戦(全17戦)
開催地:鈴鹿サーキット
距離:5.807km(53周)
最速ラップタイム:1分31秒540(2005)
歴史:初めての日本GPは1963年鈴鹿サーキットで開催されたが、1976年と1977年には、富士スピードウェイで行われた。その後一時中断したが、1987年に、F1が再び日本で開催されて以来、2007年と2008年に富士スピードウェイで行われるまで、20回続けて鈴鹿サーキットで開催された。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、今週末行われる日本GPに向けて、シンガポールから鈴鹿まで5,000キロメートルの距離を移動する。
前戦のシンガポールGPでティモ・グロックが2位の好成績を収めたチームは、その勢いのまま、鈴鹿で再び開催されるF1に臨むことができる。2連戦の間に時間はほとんどなく、今週末使うタイヤが、ブリヂストンのソフトとハードに変わるものの、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、シンガポールで速さを示したパッケージのクルマを運転する。
2005年に初めてのポールポジションを獲得した地というだけでなく、ホームレースという意味で、日本GPはチームにとって非常に大切だ。トゥルーリは、2006年に6位と、鈴鹿でのトヨタのベスト記録を持っているが、昨年の富士スピードウェイで行われたグランプリでは、それより1つ順位を上げて、チームの日本国内レース最高記録となる5位でフィニッシュした。たくさんの熱心なトヨタファンの応援を受け、チームは表彰台獲得を狙う。
ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー9
「私が好きな、高度なテクニックが要求される、挑戦しがいがあるサーキットなので、鈴鹿に戻るのは楽しみだ。たくさんの高速コーナーがあり、クルマの方向を素早く変える必要があり、その意味では、少しスパに似ていて、好きなサーキットの1つだ。再舗装された路面以外は前と同じコース設計でうれしいが、改修された施設がどんなふうに変わったのか見るのは特に楽しみだ。日本GPはチームにとってのホームグランプリなので、トヨタと日本のサポーターのために、最高の成績を収めるようにベストを尽くす。日本のファンとは特別な交流があり、日本に来るのは本当に楽しい。ファンはいつも応援してくれて、かつ熱狂的で、特別な雰囲気だ。鈴鹿では競争力を発揮しなければいけない。われわれは、非常に競争力があるので、良いレースをして、それに見合う結果を出したい」
ティモ・グロック:カーナンバー10
「鈴鹿は実に特別なサーキットだ。とても速く、F1カーを運転していると、最初のセクターは特に、楽しい体験だ。5年前に鈴鹿でF1カーを運転したが、コースのレイアウトはその時から変わらず、ファンが後押しをしてレースを楽しくさせてくれるはずだ。ファンタスティックな設計だけでなく、特にトヨタのドライバーならば、ファンの存在で特別な気持ちになり、レースをするのが本当に楽しいサーキットだ。運転が簡単なトラックではなく、ベストラップを出せるように本当に集中しなければならないが、それが非常に楽しい。シンガポールで表彰台を獲得できたので、トヨタのホームレースで、再び表彰台を狙いたい。日本でトヨタのために表彰台に立てたら完璧だ」
山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「ホームグランプリを、私たちはとても楽しみにしている。富士スピードウェイでの素晴らしい2年間の後、今シーズンのレースは鈴鹿に戻ったが、サーキットが変わっても、同じようにポジティブな成績を収めるつもりだ。私たちのファン、パートナーそしてトヨタの社員から多くの元気をもらうが、おかげでチーム全体がとても励まされる。サポーターは私たちに力強い結果を望んでいて、良い意味でのプレッシャーをかけてくれる。彼らの期待に応えられると信じている。ケルンのファクトリーでは、シンガポールから投入されている、日本GPに向けての新しいパッケージのために、全員が懸命に頑張ってきた。このように、シーズンが終わる最後のひと時まで、私たちは戦い抜く」
(トヨタ・プレスリリース)