トヨタは、ティモ・グロック(トヨタ)が4日(日)の日本GPのグリッドにつけることを願っている。
2日(金)は高熱のため出走を取りやめたグロックだが、予選中に高速でクラッシュし、現在は病院にいる。
グロックはシケイン後の最終コーナーで、まるでステアリングを切っていないかのようにまっすぐコースアウトしていた。
グロックは高速のままタイヤバリアに衝突し、左足の上部に軽い裂傷があると伝えられている。しかし、公式な発表によれば、グロックの容体は「良好」なようだ。
グロックは担架で救急車へ乗せられ、メディカルセンターへと運ばれた。その後、ヘリコプターで四日市の病院へ搬送されている。
トヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)は、テレメトリーではTF109の異常は示されていないとドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』に語り、次のように話している。
「彼は大丈夫。検査のために病院へ運ばれただけだ」
「左足に小さな裂傷があり、背中にも少し痛みがある。だが、それ以外は問題ない」
ハウエットは、グロックが4日のレースへ出場することを願っているとも語った。
「そう願っている。母国GPを1台のみでスタートしたくはない」
もう1台のトヨタに乗るヤルノ・トゥルーリは、フロントローを獲得している。
「明日になるまで、(グロックに関する)決断は下されないだろう。彼はファイターであり、もしドライブできるなら、必ず彼はドライブする」とハウエットは加えた。
3日(土)の午前中に行われた公式レースミーティングで、トヨタはグロックを公式ドライバーとして指名している。そのため、リザーブドライバーの小林可夢偉が代役になることは難しいと思われる。