移籍チームの撤退を恐れるクビサ

2009年10月04日(日)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ロバート・クビサ(BMWザウバー)は3日(土)、2010年にルノーやトヨタといったチームへ移籍することに不安を抱いているようだった。

2日(金)に行われたFIA(国際自動車連盟)の記者会見では、ルノーとトヨタの首脳がクビサに興味を持っていると認めていた。BMWがF1からの撤退を発表したため、クビサはザウバーチーム残留を希望していないと見られている。

トヨタには、常にF1撤退に関する憶測がつきまとっており、同じことがルノーにも言える。さらに、”クラッシュゲート”事件によってルノーは、大きな打撃を受けたとも言われている。

「(2010年位所属する)チームの将来は、大きな要素になるし、僕の決断に大きく影響するよ」

「今BMWザウバーで僕が置かれているような状況にはなりたくない。シーズンの途中に親会社がF1からの撤退を発表するなんて状況にはね」

「(2度と)こんな状況にはなりたくないんだ」クビサは鈴鹿でこのように語った。

トヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)は、2010年に向けクビサ獲得を目指していると認めていた。しかし、トヨタの予算は来月のトヨタ自動車株式会社の役員会で承認されるため、予算の金額についてはいまだ分かっていない状態だ。

それでもハウエットは、クビサのようなドライバーと高額報酬の交渉をすることは可能だと語っている。

「大体の予算額は分かっているし、他の部分で削減すればいいことだ。報酬の安いドライバーを獲得すれば、他の分野に使うことができる。非常に簡単な理屈だと思うがね」とハウエットは説明した。

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