トヨタは2010年へ向けたオプションを行使しなかったものの、ティモ・グロック(トヨタ)のマネジャーは、グロックが2010年もグリッドに並んでいるだろうと自信を見せた。
グロックのマネジャー、ハンス・ベルント・カンプスは『SID』通信に対し、グロックに対して「3チームが大きな興味」を示してきたと語り、グロックがF1にとどまることには「100%の」自信があるようだ。
トヨタは、2010年予算の承認を得られていないため、ドライバーと契約することができない状態だが、カンプスが示唆していたチームの中にはトヨタも含まれていると見られる。
さらにカンプスは、既存の2チームがグロックへの興味を示しており、新生ロータスチームもグロックへの興味を持っていると思われる。
また、グロックがGP2でチャンピオンになった2007年、グロックはBMWザウバーのテストドライバーだったこともあり、クァドバクへの売却が決まったBMWザウバーが興味を持っている可能性も否定できない。
ルノーに空席ができる可能性もある。フェラーリへの移籍が発表されたフェルナンド・アロンソの代わりとしては、ロバート・クビサ(BMWザウバー)が加入すると見られている。だが、フラビオ・ブリアトーレ(元マネジングディレクター)がチームを去ったことで、ルーキーであるロメ・グロジャンの将来は保証されていない可能性がある。
ウィリアムズもグロック獲得を検討するかもしれない。だが、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)が最近、たびたびウィリアムズの本拠地を訪れているため、バリチェロを獲得する可能性の方が高いと言えるだろう。
カンプスは、次のように加えている。
「1つ目のオファーを受け入れるつもりはない。パニックにはなっていないからね」