パナソニック・トヨタ・レーシングは、日本GP予選での負傷のため、ティモ・グロックがブラジルGPを欠場し、代わりに小林可夢偉が参戦することを決めた。
グロックは当初、日本GP予選中の事故で、左足の小さな切り傷を負ったと診断されたが、その後ドイツで受けた検査で、脊椎(せきつい)が損傷していることが判明。医師の診断により、グロックのブラジルGPへの参加を見合わせることとした。
お台場で行われているモータースポーツジャパンの会場で11日(日)に発表されたが、グロックに代わり、インテルラゴスサーキットでのブラジルGPでは、サードドライバーの小林可夢偉が走行する。日本GPでグロックの(体調不良の)回復を待つ間、可夢偉は金曜日のフリー走行を担当し、難しい状況にもかかわらず、すばらしい走りを見せた。
ジョン・ハウエット:TMG社長
「ティモの欠場については、明らかに、チーム全員、非常に残念に思っており、同情している。一日も早い回復を願う。最初の診断の結果では、ティモがブラジルに戻ってくることを大いに期待したが、残念なことに、他の負傷が見つかり、それがかなわない。ティモは回復のためにドイツに残る。現時点では、状況ははっきりしないが、アブダビまでにグロックの回復を願うばかりだ。可夢偉の起用は自然な選択で、鈴鹿で、彼は、役目をしっかりと努められることを証明した。可夢偉にとっては大変な仕事になるが、チームは全面的に彼をサポートし、可夢偉は思いがけない出走のチャンスを最大限に生かそうとモチベーションを高めている」
最終戦となるアブダビGPへのグロックの参戦については、後日決定する。
(トヨタ・プレスリリース)